カテゴリー別アーカイブ: スタジアム

SC相模原の新章開幕!戸田新監督と今後のチームの成長に期待

こんにちは。ハムイチです。

3月4日にJ3リーグが開幕しました。

SC相模原はホームの相模原ギオンスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦。

試合は惜しくも2-3。

開幕戦は悔しい敗戦となりました。

今年からDeNAの連結子会社となり新章開幕となったSC相模原。

開幕戦ということもありスタジアム周辺は賑わっていました。

相模原市出身の戸田和幸新監督のポスターや写真スポットもあちこちにあり、戸田監督への注目も集まります。

グッズ売り場やガチャもたくさんの人で賑わっていました。

私もガチャを2回。

昨年から案内のスタッフに警備会社の横浜シミズさんの姿がみられました。

今年からイベントなどを手がける、株式会社ヒトトヒトのスタッフの姿がありました。

これまでは多くのボランティアさんに支えられてホームゲームの試合運営が行われていましたが、徐々にプロのスタッフの協力によりホスピタリティも向上していると思います。

試合はバックスタンドで観戦。

珍しく強風もなく、ポカポカ陽気でサッカー観戦には最適。

ゴールシーンはバックスタンドも盛り上がりました。

試合終了後も拍手やチャントが鳴り響き、今後のチームに期待するサガミスタの姿が多く、私もその1人です。

次の試合はホームゲームですが、同じく相模原ギオンスタジアムを本拠地とするラグビーの三菱重工ダイナボアーズのゲームがあるため、三ツ沢球技場での試合となります。

陸上トラックのないスタジアムのため臨場感も感じられるスタジアム。

来週の試合も楽しみに今週も仕事帰りを頑張ります。

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松本山雅FC戦。雨に打たれ、シュートを決められ、敗戦。それでも週末の楽しみはJリーグ、SC相模原。

こんにちは。ハムイチです。

昨日は夜勤明けで、SC相模原vs松本山雅FCの試合観戦に訪れました。

今節はJ3リーグ第4節 SC相模原ホームの相模原ギオンスタジアムで開催。

ギオンスタジアムのため夜勤明けでもひとっ飛び。

残業が発生したため少し慌てつつも職場を出発。

疲れているはずなのに心はウキウキ。

自然と身体も軽くなります。

昨年のホーム最終戦の松本山雅との試合も夜勤明け。昨年11月28日の記憶が思い出されます。

そんな事から、昨日の仕事中もこの試合のことを考えてそわそわ。

残念ながら職場にはサガミスタがいないためあまり共感されません。

それでも、めげずにSC相模原の情報は日々発信しています。

今節の対戦相手の松本山雅FCといえば、熱い熱狂的なサポーターの声援が印象的です。

松本山雅FCのホームスタジアム アルウィンはサッカー専用のスタジアムでピッチとスタンドの距離が近く、サポーターの声援がピッチによく届きます。

松本山雅ホームスタジアム アルウィン

松本山雅FCホームページより

https://www.yamaga-fc.com/club-info/outline

コロナ前にアルウィンで試合観戦しましたが、あの大きな声援と臨場感は忘れられません。

松本山雅サポーターのチャント動画をたまにYouTubeで再生してしまいます。

今は声出し応援が出来ないため、あの迫力のある声援を相模原ギオンスタジアムで体験できないのは残念です。

ただ、声出し応援が解禁されたらJ3チームは全チームが松本山雅FCのサポーターにホームジャックされるでしょう。(アウェイチームがホームチームの応援を圧倒すること)

当日はあいにくのお天気。

前日の予報では「夕方から雨」とのこと。試合終了後に小雨が降るのかなー、という甘い考えの私は準備を怠りました。

とりあえず、ポンチョを購入してスタンドへ。

スタンドに入れば自然とボルテージが上がります。

気温は低いですが、スタジアム内は試合前からサポーターの声援が熱く響き渡ります。

雨が降る中、キックオフ。

SC相模原はボールを握りますがシュートチャンスはあまり作れず。

逆にカウンターとセットプレーから2失点。

それでも前半に藤本淳吾選手の珍しいヘディングでのゴールで1点を返します。

この勢いで後半に逆転!!

…。

サガミスタの願いは届かず、後半も2失点。

1-4での敗戦。

4失点はきついです。

雨に打たれながら。

以前の私なら「もうこんな試合するなら観に行かない」と怒り、同時にショックに打ちひしがられていたと思います。

ただ、今日の試合終了後。

選手はもちろんですが、クラブスタッフ、ボランティア、スポンサーなど多くの方がこの試合の成立に関わり、尽力してくれたおかげで、「私の楽しい週末」が過ごせたと思えました。

何か悟りを開いたような文章で変なやつだと思われるかもしれません。

SC相模原の勝利を見届けたいのは当然ですが、このチームの存在そのものが私の中で大きくなっています。

週末に楽しみな試合があるから辛い仕事も頑張ることが出来ます。

次節は愛媛FCとのアウェイゲーム。

現地には行けませんが、次節の試合を楽しみこの一週間を過ごしたいと思います。

ちなみに、今日の試合で川上竜選手とボランチを組んでフル出場した田中陸選手。

川上竜選手も得意のロングフィードなど良かったですが、田中選手は運動量豊富でボールタッチが柔らかく気の利いたパスが出せる。こんな素晴らしい選手なんだと改めて知りました。

今後も田中陸選手の活躍に期待したいと思います。

2021年J3に旋風を巻き起こしたテゲバジャーロ宮崎 得意のホームはデイゲームで相手を怯ませる

こんにちは。ハムイチです。

J3リーグ第2節アウェイ福島県のJヴィレッジで行われたいわきFC戦は残念ながら0-1の敗戦。

いわきFCの激しいプレスに押し込まれる展開が続きました。前半にチャンスはありましたが決めきれず。

まぁ、まだ始まったばかり!

次節に期待しましょう!

今回はJ3リーグ第3節 ホームの相模原ギオンスタジアムで開催されるテゲバジャーロ宮崎戦について書いていきます。

テゲバジャーロ宮崎ホームページより引用

https://www.tegevajaro.com/

まず最初に気になるのはそのチーム名です。

「テゲバジャーロ」


これは、宮崎弁の「てげ」(すごい)にスペイン語の牛(Vaca:バカ)と鳥(Pajaro:パジャーロ)を組み合わせたもののようです。

チームが牛のように勇猛果敢に突進し、鳥のように空高く羽ばたくという願いを込められています。

サッカーを通じて宮崎を元気にしたいという思いから、宮崎のソウルフードである「宮崎牛」や「チキン南蛮」のように県民にとって身近で欠かせない存在を目指しているそうです。

その由来の期待通りにチームはカテゴリーを上げてきました。

チームの創設は1965年と歴史があります。創設時のチーム名は「門川クラブ」として県内の地域リーグで活動していました。

MSU FCにチーム名を改称した2007年から宮崎産業経営大学の学生・OBの比率が増し、同サッカー部監督の笛真人が特別アドバイザーに就任するなど関係を深め、事実上のセカンドチームとしての役割を果たすようになりました。

2008年に宮崎県リーグ1部で初優勝。また、2009年8月3日に運営法人となる特定非営利活動法人MSUが認証されました。

同年には宮崎県リーグ1部を2年連続で優勝、九州各県リーグ決勝大会で準優勝の成績を収め、2010年から九州サッカーリーグへ昇格。

しかし、2009年シーズンを最後に解散したエストレーラ宮崎FC(旧・プロフェソール宮崎FC→サン宮崎FC)のリーグ参加権利が産経大に引き継がれ、新たに社会人チーム「宮崎産業経営大学FCが設立されたことから宮崎産業経営大学のセカンドチームとしての役割もそちらへ移行し、提携が途切れ体制刷新を余儀なくされたため、九州リーグでの成績は低迷しました。

2015年1月20日、クラブ名を現在のテゲバジャーロ宮崎に改称。

2017年にJ3リーグ参入を目標にすることを発表。クラブの運営法人が、2015年3月に設立された『株式会社テゲバジャーロ宮崎』に変更されました。

2017年より札幌などで監督を務めた石崎信弘が監督に就任。元日本代表のFW森島康仁、元FC岐阜のDF高地系治が加入しました。九州リーグは20戦18勝1PK勝1敗で優勝。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017でも準優勝を果たしました。

2020年のJFLリーグ戦は開幕から上位をキープし、第29節終了時点でリーグ4位以内を確定させ、11月22日に宮崎県勢初となるJリーグ入会が確定しました。

2021年J3初年度は第3節ホーム富山戦でJリーグ初勝利を挙げるとそのまま3連勝。前半戦終了時には首位と勝点差2の5位。後半戦に入り第19節から5連勝で一気に2位浮上。第27節ホーム岐阜戦の勝利で遂にJ3首位に。続く第28節アウェー富山戦に敗れ2位となるも第29節熊本戦に勝利し暫定首位で全日程を終えました。

しかし、宮崎の試合のない第30節に熊本が勝利、岩手が引き分けたことで最終順位は3位となり、J3優勝は逃しました。

宮崎はJ2ライセンスを与えられていないため宮崎が2位以内に入るとJ2からJ3に降格するクラブが減少することに。しかし、宮崎は3位となり、相模原はJ3へ。

相模原の残留も見えただけに2021年はテゲバジャーロ宮崎の結果が気になるのはサガミスタも多かったのではないでしょうか。

そんなテゲバジャーロ宮崎はJ3のライバルクラブの一つです。

ちなみに、2021シーズンにテゲバジャーロ宮崎が記録した16勝と44得点はいずれも同年のJ3全チーム最多です。非常に攻撃力に特徴のあるチームと言えます。

テゲバジャーロ宮崎のホームスタジアムは

「ユニリーバスタジアム」

テゲバジャーロ宮崎ホームページより引用

https://www.tegevajaro.com/

宮崎県児湯郡新富町にあり収容人数は5354人。日向新富駅から徒歩12分。

座席のあるスタンドはメインのみ。両ゴール裏に相模原ギオンスタジアムと同じく芝生席があります。

ただ、照明がないためナイターは開催することが出来ません。先日、テゲバジャーロ宮崎の二村恵太社長が新富町の補助を受けて照明を設置することを明かしました。早ければ2022年に着工予定です。

テゲバジャーロ宮崎もJ2昇格に向けてスタジアム改修が必要となりそうです。新スタジアムや改修など今後の動向に期待したいと思います。

ホーム 相模原ギオンスタジアムで開催されるテゲバジャーロ宮崎戦は

3月26日土曜日 13時キックオフ

開幕戦はナイターゲームのため今年は最初のデイゲームでの試合となります。

来場者へのプレゼントもあるため多くの来場者が予想されます。多くのファン、サガミスタの後押しで良い試合、勝利をつかみとりたいですね。

J3第2節 アウェイいわきFC 東北一の都市を目指すJ初昇格クラブ

こんにちは。ハムイチです。

3月12日のJ3開幕戦は1-0で見事勝利しました。

後半は苦しい展開が続きましたがとにかく勝利することが大切です。

今後も勝利を続けて勝ち点を順調に伸ばしていきたいところです。

さて、つづく第2節が迫ってきています。

3月20日(日)にアウェイ いわきFCと対戦します。

https://iwakifc.com/より引用

いわきFCは昨年JFLからJ3に昇格したチームです。

福島県いわき市を拠点として活動しているチームで体の強さや走力などフィジカルコンタクトを重視したチーム作りをしています。

クラブの代表はかつて湘南ベルマーレの代表を務めていた大倉智氏。

「いわき市を東北一の都市にする」

というコンセプトをもとにゼロからチーム作りをしてきました。

そのような壮大なコンセプトに地域の方は半信半疑だったようですが、大倉氏の熱意が地域の方に伝わり徐々にスポンサーやサポーターが増えていったそうです。

天皇杯でJ1のコンサドーレ札幌に勝利したことでメディアでも大きくて取り上げられました。

いわき市の練習場はトレーニング施設の他に英会話教室やカフェなど地域の方が集まることができる施設が併設されており、まるでヨーロッパの一流クラブの様です。

いわきFC ホームページより引用

https://iwakifc.com/parkshare/#field

そのトレーニング施設で日々強靭なフィジカルを作り上げたチームは2016年に福島県リーグに加入からスタートしてあっという間にJリーグの舞台まで駆け上がってきました。創設から7年でJリーグです。

ちなみちゃんSC相模原は2008年3月に創設からされ、2014年にJ3昇格のため同じ7年です。

街クラブから這い上がってきた似た境遇のチームですね。

これは負けられません。

いわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA) とは

ISAAは、いわきFCパーク校、たいら校、なこそ校の3拠点で活動を行っています。

小学生以下のお子様を対象に、遊びながら体力をつけ、楽しく運動スキルを学べる月額無料のプログラムです(一部実費負担あり)。

年齢ごとにクラスを3つに分け「走る」「投げる」「跳ぶ」「掴む」などの基礎的な動きを中心に、約1時間の活動を行います。

いわきFCは、この活動によりスポーツを通じて楽しさを創造し、地域の子ども全体の体力・運動能力向上に貢献するとともに、スポーツ万能型人材を育成することを目的としています。

さて、試合は相模原がいわきFCのフィジカルを生かしたプレスや運動量をいかに交わしていくが鍵を握ると思います。

いわきFCの前節の戦いはやや荒いプレーも見られたため相模原としてはボールをどんどん回していわきFCの選手を走らせたいところです。

ボールを持ちすぎてタックルを受けて怪我をすることも注意しないといけません。

また、会場は福島県のJ-VILLAGEスタジアムかつては日本代表の合宿も行われてきました。2011年の震災の影響を受けて利用が出来ない期間が長く続きましたが、2018年の7月に一部の利用再開。2019年4月に全ての施設が利用できる様になりました。

     https://www.homemate-research-soccer.com/dtl/00000000000000077900/

ホームメイトリサーチ スポランドより引用

震災から今年で11年。復興の途上で創設されたいわきFCは様々なひとの思いが込められていると思います。単なるサッカーチームではなく、地域の方の思いを背負ってプレーするチームの一つだと思います。

相模原も徐々にサポーターやスポンサーが増えてきましたが、いわきFCに負けないように地域の皆様に必要とされるチームになっていきたいですね。

Jリーグは単なるサッカーの試合というだけでなくその地域との社会連携が重要視されています。この社会連携は世界のサッカーリーグの中でも特に注目されています。地域社会の中にあるサッカーチームが地域と共に成長する姿は勝ち負けよりも大きなものを得られるはずです。試合が始まればもちろん勝ちたいですが、それもJ3リーグの魅力の一つなのです。

今後も相模原と対戦するチームの背景や抱えている問題などに触れることでJリーグ、J3リーグに深掘りしていきたいと思います。

J3リーグ開幕!SC相模原は開幕戦勝利!

こんにちは。ハムイチです。

3月12日にJ3リーグがようやく開幕しました。待ちに待った開幕です。

2月中旬にJ1、J2が先に開幕したこともあり、サッカー熱が触発されていました。他のチームの試合も気になりましたが、応援しているチームの試合とは熱の入り方が違います。

今年の開幕戦は相模原市の親子無料招待、花火の演出などイベントもありました。3月のナイターということでしたが、3000人を超える比較的多い観客動員だったと思います。

今回初めて来場された方もいるかと思いますが今後もスタジアムに足を運んでくれると嬉しいですね。

私はバックスタンドで観戦していましたが、やはり親子連れの方が多かった印象です。小さい子どもがスタンド席でじっとサッカーの試合を見続けるのは難しいのですが、丁寧に説明するお父さんや兄弟や友達同士で仲良く観戦している様子でした。

試合終了が21時半頃と遅い時間のため後半途中で帰る方もチラホラ。

ただ、多くの方が最後まで試合観戦していました。

親とすれば夏場以外はデイゲームでお願いしたいところです。これにはいろいろな問題がありますが。

試合に関しては、1-0で勝利!

チャンスを決めきれず、後半はヒヤヒヤしましたが、とにかく勝って良かったです。

新加入の♯7船山貴之選手の鋭い動きや得点を取りたいというギラギラ感が伝わってきました。♯9浮田健誠選手もやってくれそうな感じがあります。

今年は昨年より得点を奪えると思いますので、今後の試合に期待したいと思います。

また、今年から場内アナウンスの方が変わりましたね。

事前に案内もありましたが、とても丁寧で聞き取りやすかったです。当たり前ですが、対戦相手のチーム名や選手名を間違えることもなくとても好感が持てました。

スタンド外のブースでもスタッフの方が温かく迎えて下さった印象です。毎年少しずつおもてなし感が出ていると思います。

気になったのは、ファンクラブブースやグッズ販売場所が暗いこと。ナイターのため仕方ないこともありますが、町内会の納涼祭でももう少し明るいと思います笑

グッズ販売の待機列に並んだ方は同じような意見をお持ちかと思います。

以前投稿したスタジアム基準の中にも照明に関しての項目がありました。

ナイターを開催する主催者としては解決するべき課題の一つかと思います。

ただ、待機列に並んでいる際にグッズメニュー表を渡してくれたり、何度もアナウンスしてくれていました。スタッフ方の丁寧で温かい対応はとても街クラブ感があり良かったですね。

ちなみに、私はこの待機列に30分ほど並びました。今回買ったのは、

・レプリカユニフォーム♯12

・タオルマフラー2022

・エナジーチップス

・ユニフォームガチャ

今年はこのユニフォームでギオンスに通いたいと思います。

エナジーチップスは初めて食べましたが、ちょっと味濃いめ。子どもも「からい」と笑

ビールが合いそうですね!今回はDenaベイスターズのクラフトビールも販売していましたが、ビールと合わせての商品化かもしれません。

今後もグッズやグルメに期待したいです。

SC相模原はJ3のクラブですが、毎年少しずつ魅力あるチームになっていると思います。

Denaの元社長の池田純氏が「プロスポーツはカッコ良くないと人気にならない」と仰っていました。特に子どもたちにとってはサッカーの内容、勝敗もそうですが、ユニフォームのデザインや演出などカッコ良い要素がないと魅力を感じません。

昨年から経営にDenaが参画していますが、今年もさらに演出など力を入れていると感じました。今年の選手紹介やユニフォームはカッコ良いです。

このカッコ良いが、子どもたちの間で広まり、ベイスターズの様な人気になると嬉しいですね。

ベイスターズの人気回復も子どもや女性などライト層のお客様の取り込みや野球に興味のない方も楽しめる球場づくりをされた様です。

相模原ギオンスタジアムもサッカーも楽しいけど〇〇も楽しい、〇〇がカッコ良いから行きたい!と人気のあるスタジアム、カッコ良いSC相模原になる事を期待したいと思います。

私もスタジアムに足を運んで今後も変化していく姿を見ていきたいと思います。

次回の試合は3月20日(日)アウェイのいわきFC戦です。

ホームゲームは3月26日(土)宮崎戦。

私は4月3日のホームゲーム松本山雅戦に参戦予定です。

FC町田ゼルビアのホームスタジアム GIONスタジアム町田へ。試合後の〇〇がサポーター目線の良いスタジアムでした。

こんにちは。ハムイチです。

2022年の明治安田生命J1、J2リーグが開幕しました。現在第2節まで終了していますが、調子の良さそうなチームや選手もいれば、その反対のチームもちらほら。

とはいえ、開幕直後のため今後どのような展開になるか分かりませんね。毎年優勝争い、残留争いなどどこが絡むか分からないのがJリーグの魅力でもあります。

ちなみに、SC相模原のJ3は3月12日に開幕です。

今回は、明治安田生命J2リーグ FC町田ゼルビア対いわてグルージャ盛岡戦の観戦について書いていきます。

この記事の内容

  • 町田GIONスタジアム
  • フード&グッズ
  • 試合内容
  • 試合後のトークショー

町田GIONスタジアム(町田市陸上競技場)は、町田市野津田公園内にあるスタジアムです。

町田リス園などが近くにあります。

最寄り駅は小田急線の鶴川駅です。ただ、徒歩60分という距離。男気コースというハイキング様のコースもありこのアクセスを利用してあえて徒歩で来られる方もいる様です。

公式ホームページではバスの利用をオススメしています。

町田駅からは直行バス40分

鶴川駅からは直行バス20分

どちらもそれなりに時間がかかります。

徒歩で向かうのも分かります。

私はどのようにアクセスするか迷いましたが、調べると自宅から自転車で45分。車は駐車場が試合開始2時間前に満車になるという情報もあり自転車に決定。

当日、2月27日は天候にも恵まれ晴天。気温16度まで上昇。自転車を漕ぐのに薄手のアウターで十分なコンディション。

淵野辺駅を通過して町田方面へ自転車を漕ぎ、約40分で到着。(電動でゆっくり漕いで)

スタジアム到着前はここで大丈夫かな?とやや不安に襲われましたが…

スタジアム周辺の道路

スーパーマーケットベルクの向かいの急勾配の坂を駆け登り、都立町田の丘学園を過ぎるとスタジアムが見えて来ました。この坂はかなりきついです笑

メインスタンドの裏で側でドッグランや臨時駐車場がありました。

臨時駐車場

試合は14時キックオフ、この時の時刻は13時でしたがこの臨時駐車場はほぼ満車でした。西側の駐車場も満車となっていました。

自転車とバイクは西駐車場の向かいに。自転車とバイクは無料で置くことができます。スタジアムとは目と鼻の先の距離です。

駐車場からメインスタンド側に向かうとテニスの壁打ちコートもありました。個人的にテニスを始めたこともあって最近気になる場所です。無料の様であり子ども〜高齢者の方まで気軽に利用していました。

テニス壁打ちコート

この壁打ちコートのすぐ反対にスタジアムがあります。

メインスタンド側でキッチンカーも2台ありました。臨時駐車場もすぐ近くです。常設の駐車場より臨時駐車場の方がスタジアムに近いのは珍しいですよね。

メインスタンドから東側のゼルビーランドへ。

ここにはキッチンカーやゼルビアのグッズ販売などがたり1番の賑わいです。牛タン丼が1番の人気の様でした。

キッチンカー

グッズはトレーニングウェアやタオルマフラー、ガチャなど。スタッフの方も多数おり案内も丁寧でとても過ごしやすかったですね。

グッズ販売のテントには案内があるのですが、「天空の城」と謳っているだけにロゴや字体がユニークでしたね。

グッズショップ
ゼルガチャ

ゼルビー広場の裏には芝生の広場があり子どもたちがサッカーなど遊ぶ事ができるエリアとなっていました。試合までここで遊べるのは良いですね。

芝生の広場

芝生の広場からゲートを通過して2021年に新設されたバックスタンドへ。今回は3階席のカテゴリー3を購入しました。ゲートを通過するとゼルビアカラーのラインがひかれた階段。見上げるとバックスタンドが聳え立っており良い雰囲気です。

バックスタンド外の階段

階段を上がると各ゲートの名前が書いてありますが、ゼルビアの「Z」がどのゲートにも入っておりホーム感があります。

ZBゲート前

ゲートから階段をあがり3階へ上がります。エレベーターも設置されており、案内のスタッフと方もいらっしゃいます。とにかく、スタッフの方が至る所に。

カテゴリー3

カテゴリー3はバックスタンド3階席です。チケット表示は9列となっていますが、この3階席の4列目でした。傾斜があるのでピッチの全体を見渡すことが出来ます。サッカー観戦にとっては最高のスタンドです。日産スタジアムの2階席に近い印象ですね。

新設のためトイレの数も多く、多目的トイレももちろんあります。スタンド裏のコンコースも広く混雑時も対応可能な印象です。

試合内容について

試合はホームのゼルビアがボールを握って攻め込むシーンが多くありました。前半終了間際にPKを獲得し、平戸大貴選手が真ん中に蹴り込み先制。

後半もゼルビアの時間帯が多かったですが得点は奪えずに1-0でゼルビアの勝利!

J1昇格を目指しているチームは結果が大事です。

後半に途中出場した鄭大世選手に期待しましたがまだ本調子ではなさそうな印象。筋トレでコンディションを上げて豪快なゴールを期待したいです。ちなみに高校時代は坊主頭ということもあり顔が鄭大世選手に似てるといじられました笑 当時から太ったので今は微妙ですが笑

また、この試合で一番印象に残ったのが、いわてグルージャ盛岡のFW 11番 ブレンネル選手です。2020年にいわてに加入して3年目の23歳とまたまだ若い選手です。押し込まれる展開でしたが、ボールをキープしてカウンターの起点になったり競り合いの強さも光りました。フィジカルが強い選手は日本人には少ないのでとても印象に残りますし、個人的に好きなタイプの選手です。

SC相模原のユーリ選手を彷彿とさせるプレーでユーリの契約がどうなっているのかも気になりました。

試合後のアフターゲームショー(Z劇場)

試合が終わると家路に着きます。キッチンカーやグッズショップも閉店準備をしていました。

すると、ゼルビーランドの特設ブースでトークショーがはじまりました。始まるとゼルビアサポーターの方々と集まってきます。

試合後のトークショー

これは町田ゼルビア名物でもあるアフターゲームショー 通称 Z劇場といわれるイベントで毎試合開催日しているようです。

MCは町田ゼルビアのスタジアムD Jを勤めている和田翼さん。解説はクラブナビゲーター(CN)の李漢宰さん、ゲストにはグルージャとゼルビアに在籍歴のある福田友也選手。試合の振り返りやスタジアム改修などについてお話しされていました。

応援しているチームが勝った時はその良い気分で家路に着くことが出来ますが、特に負けた時は気分が重くなります。渋滞に巻き込まれたり、バス待ちなどがあれば尚更です。

このような試合後のトークショーはサポーターと一緒に試合の振り返りを行うためその場に足を運んだ人にしか体験出来ず、試合やその日スタジアムで起きたことを共有してする事が出来ます。試合に負けた時はモヤモヤしたものをここで一旦リセットすることも出来ます。

これは凄く良いイベントです。それなりにJリーグを観てきましたが初めて経験するイベントでした。このような試合後のイベントを求めているサポーターは多いのではないでしょうか。

相模原をはじめ、このようなイベントがあるチーム、スタジアムが増えると試合後まで楽しむ事が出来ると思いました。

まとめ

今回はGIONスタジアム町田で町田ゼルビアの試合観戦、スタジアムについて書いてきました。

GIONスタジアム町田は初めてという事もあり新しい発見もありました。スタッフや案内の方も多く、試合後のイベントもありサポーター目線の温かみのある印象を受けました。

アクセスは気になる所ですが、小田急多摩線の延伸計画もあります。相模原の新スタジアム同様にまだ計画の段階ですが、実現すると電車でのアクセスも便利となり観客増加も見込めるのではないでしょうか。

今後もサッカーやスポーツによる街の発展により地域の活性化に繋がると良いですね。期待したいと思います。

SC相模原スタジアム問題〜後編〜クラブライセンス制度から導く現在の3つの課題

こんにちは。ハムイチです。

前回の記事でSC相模原新スタジアム構想についてまとめました。予算や地域性など様々な問題点がありクラブだけでは解決できない事もあります。

今回はスタジアム問題の後編ということで、SC相模原がJ2、J1クラブライセンス取得のために必要な解決策についてまとめていきたいと思います。

この記事の内容

  • クラブライセンス制度とは
  • スタジアム基準
  • 相模原ギオンスタジアムの現状
  • 今後の解決策
  • まとめ

クラブライセンス制度とは?

クラブライセンス制度はドイツが国内のサッカーリーグに加盟するために作った規定が発祥のようです。日本は医療や政治など昔からドイツにたくさんのことを学んでいますよね。

この規定を模範としてヨーロッパチャンピオンズリーグの出場にこのような制度を導入したところ、大会の価値が向上しました。そのため大会に出場するクラブの審査が世界的に広まり「クラブライセンス制度」はFIFAも導入するようになりました。

アジアでも2013年からアジアチャンピオンズリーグの参加資格にクラブライセンス制度を導入することになり、日本でも2012年からJリーグで導入されることとなりました。

Jリーグのクラブライセンス制度はアジアサッカー連盟の作成した基準から日本が独自にJ1、J2に参加するための要項を加えたものです。J3の場合は日本が独自に作成したもののようですが、将来的にJ2、J1を目指すために大筋の内容は同様ですがカテゴリーに合わせた基準となっています。

審査項目

クラブライセンス制度には5つの審査項目があり、細かく分けると57項目あります。

1.競技基準

ユースなど育成に組織、選手との契約関係

2.スタジアム、練習場

3.人事、組織運営の配置が適切か

4.Jリーグの規定や競技規則を遵守してるか

5.適切な決算や監査をしてるか

クラブライセンスは1年毎に更新のためクラブは毎年これらの項目を見直しして申請しなければいけません。大変です…。

簡単に毎年の流れを説明すると…

6月に申請

7〜8月に審査

9月末に結果発表

といった流れになっています。

Jリーグ好きとしては全ての項目の詳細を深堀りしたい気持ちもありますが、かなりのボリュームになりそうです。今後少しずつ勉強することとします。

今回はスタジアム問題を取り扱っているためスタジアムの項目のみについて深掘りしていきます。

ホームスタジアム検査表

スタジアムの項目審査のために「ホームスタジアム検査表」という表があります。

主な検査項目としては

・スタジアム規模(観客席、VIP席、車椅子席、屋根、照明など)

・競技設備(ピッチの大きさ、芝生の質、ゴールの設置方法、ベンチの座席数・屋根、スコアボード、45分時計など)

・その他の部屋、スペース(ロッカーの広さ、シャワーの数、トイレの数、マッサージ室、エアコン、審判更衣室など)

・駐車場(観客、メディア用、大型トラック用、テレビ中継用、VIP用など)

これら57項目を項目によっては写真を付けて提出します。かなり細かく分類されています。

この検査表を毎年6月に提出するようです。昇格や降格の狭間にいるクラブスタッフは毎年この締切に追われるのでしょうか。サポーターは試合の結果に一喜一憂していますがこの制度を通過できるかどうかがクラブの戦いでもあります。

上記にスタジアムの検査項目を記載しましたが、より具体的にスタジアムの基準についてまとめたいと思います。

Jリーグスタジアム基準(2020年版)

スタジアム基準の項目の中には「達成が望まれる」「達成が望まれるが例外あり」「必ず達成する」といったチェックがあります。いわゆるグレーゾーンが存在するようです。スタジアム観戦でこれまであまり気にしていなかった点もあり驚いた点もあります。ここでは「必ず達成しなければいけない」項目から観客に関連する項目をピックアップしていきます。

観客席

・どの座席からもピッチ全体が見渡せること(J1J2J3)

さすがにサッカー観戦で座席からピッチが見渡せないことはないと思いたいですが、スタジアムの設計上、上部の席では柱が重なり一部見えないこともありますよね。私も経験しました。スタジアムによっては「見切り席」としてチケットが安価になっている場合もあり、ややグレーなスタジアムもあるような気もします。

★はクラブライセンスB等級規則該当

観客数

・J1は15,000人以上、J2は10,000人以上(芝生席は認められない)

芝生席はダメなのですね。川口能活選手の引退試合は芝生席も満席で10,000人を超えましたが座席をつくらないと。なお、この規定でこれまでもライセンス交付されませんでした。2021年は新スタジアム構想の例外規定で交付されました。

VIP席

・メインスタンド中央部でスタジアム全体が見渡せる位置に屋根付きで個別席を設置すること(J1J2J3)

ほとんどのスタジアムのメインスタンドに屋根があります。そのグレードは差がありますが。VIPを雨で濡らすわけにはいきません。

屋根

★すべての座席の屋根を覆う。又は1/3の座席を屋根で覆う(J1J2J3期限付きだが改善必要)

・新設、大規模改修を行うスタジアムは原則としてすべての座席を屋根で覆うこと。(J1J2)

これは相模原にとって現実的な問題です。新スタジアム建設、もしくはギオンスタジアム改修のどちらでも原則としてすべての座席を屋根で覆う必要があります。「原則として」というワードに逃げたい気持ちもありますが、手を入れるならしっかりとやれ、ということでしょうか。

照明

・ピッチ内のどの場所でも照度1500ルクス以上を保持し、均一であること。(J1J2)

スタジアムによっては「少し暗いな」と感じることもあります。ベンチが暗くても、ピッチ内が明るければ大丈夫なようです。

ピッチ

・天然芝又はJリーグが認めたハイブリッド芝(天然芝と5%以下の人工芝の混合)、常緑、平坦、水はけがよいこと(J1J2J3)

水はけはクリアできていないスタジアムは確実にあります。ここも現実としてはグレーな部分といえます。

アクセス

・公共交通機関が充実していない場合は入場可能数に見合う数の駐車場を確保すること。

ギオンスタジアムはまさに。ただ臨時も含めてかなりの台数がありますよね。公園利用者が多いと足りないこともありますが…。

入場券売り場

・販売するチケットの席種、料金を掲示できること。(J1J2J3)

当日券を購入することがないので分からないのですが掲示してますよね….。あまり気にしてなかったですが見たことないような…。

トイレ

・どの席からもアクセス容易な場所に男女別のトイレを十分に用意すること。(J1J2J3)

★1000人の観客に対して、少なくとも洋式トイレ5台、男性用小便器8台を備えること。(J1J2J3期限ないが達成必要)

以上になります。スタジアム基準は細かく決められていますが、クラブライセンスに該当する項目は「観客数」「屋根」と「トイレ」だけですね。クラブライセンス発表の時期にメディアでトイレと屋根の設置状況により条件付きの交付した、などのニュースを聞きますがこのような規定があるからなのですね。今までちゃんと調べていなかったので。

スタジアム基準は達成するための努力をしつつも、まずはクラブライセンス取得に向けた観客数10,000人以上(座席)、トイレと屋根の設置が直近の課題といえます。

相模原ギオンスタジアムの現状

上記で課題となった3つの項目について現在のホームスタジアムである相模原ギオンスタジアムにあてはめてみます。

観客席

15,300 芝生込

Jリーグの既定の座席は 6,315人

3,685人足りません。芝生席はギオンスタジアムの魅力でもありますが、座席の設置は今後の義務です。

屋根

屋根はメインスタンドしかありません。メインスタンドの客席は2,823人。このすべてをカバーできていませんし、客席の1/3を覆うも未達成です。

トイレ

メインスタンドが満員で2,823人。メインのトイレは男性小便器32基あり、1000人に対して8基以上をクリアしています。

バックスタンドは収容人数3,492人に対して、男性小便器28基、洋式トイレ3基。小便器はクリアしていますが洋式トイレは足りないですね。実際、人気の試合ではトイレ渋滞発生していますよね。なかなか満員にはなりませんが…。

相模原ギオンスタジアムの課題

課題はわかりました。もっと細かく考えるとたくさんあると思いますが、少なくとも3つはあります。

・バックスタンドに屋根を設置

・洋式トイレの増量

・ゴール裏の芝生席に座席を設置

これです。

サガミスタの皆さんにとっては承知の事柄かと思います。

そのための新スタジアム構想ですから。

でも、選択肢の一つに相模原ギオンスタジアムの改修もあるかと思います。

等々力競技場のメインスタンド改修、そして決まった全面改修。J1王者との比較はあれですが。

車社会の相模原にとって車でアクセスしやすいギオンスタジアムは地域性に合っているかと思います。公共交通機関の充実も必要ですが。

改修にも莫大な費用がかかりますし、市民の賛同も必要です。

近いうちに今後のスタジアムの運用や構想について発表があるかと思いますが、私の勝手な希望を書いておきます。

・バックスタンドを改修、屋根の設置と個別席に!

・洋式トイレの増加!

・ゴール裏に傾斜の急なスタンド設置!(NACK5大宮イメージ)

NACK5スタジアム大宮

https://www.sgp.or.jp/nack5

さいたま公園ナビ より引用

こうなれば最高です。J1でも使用できるかと思います。

ゴール裏芝生席で寝転がったり、こどもが走っている姿を見ることが出来なくなりますが、様変わりしたスタジアムで観戦したいものです。

これは私のギオンスタジアム改修案ですので。クラブ関係者でも相模原市の職員でもありませんで。ただの妄想です。

現在のギオンスタジアムも好きなスタジアムの一つです。しばらくはこのギオンスタジアムで戦うことになりますし、あの芝生席でサガミスタの皆さんと一緒にチームをサポートしていきたいと思います。

SC相模原に立ちはだかる新スタジアム問題 日本のスタジアム基準やJリーグのライセンスから相模原が解決するべき課題とは〜前編〜

こんにちは。ハムイチです。

今回は話題となっているSC相模原の新スタジアム問題について書いていきます。長くなってしまったので前編、後編に分けています。

SC相模原は2021年2月に相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)一部返還を活用した多機能複合型スタジアム整備を要望する署名提出を相模原市に提出しました。

この署名運動はSC相模原、三菱重工相模原ダイナボアーズ、ノジマ相模原ライズ、ノジマステラ神奈川相模原の相模原を拠点として活動しているプロスポーツチームが共同で行った運動で約1年間の署名運動で104,201筆を集めました。

https://www.scsagamihara.com/news/post/20210212001

SC相模原ホームページより引用

この署名が10万票を上回ったことで相模総合補給廠の一部に新スタジアム構想が話題となりました。SC相模原ファン、サポーターであれば喜ばしい事です。

しかし、相模原市民全体として建設を望む声が多いかと言われると疑問です。

そこで、今回は日本でサッカースタジアムを建設するに当たり必要な基準やJリーグが定めているライセンスから現在の相模原が抱えている問題点についてまとめていきます。

JFAの求めるサッカースタジアム

スタジアムに求められる観戦環境

①スタジアムの屋根

天候に左右されずに試合を行うためにはスタジアムの屋根が全ての席をカバーする事が求められています。ただ、そうなると陽が当たらず天然芝の管理が難しくなります。理想は豊田スタジアムのような開閉式のドーム、札幌ドームのような可動式天然芝サッカー場(世界初のホヴァリングシステム)です。しかし、これらのスタジアム建設には莫大な費用がかかります。

②トラックの取り扱い

トラックは陸上競技を行うために必要ですが、サッカーにおいてはピッチと観客席との距離が遠くなり、またスタンドの傾斜が浅くなるためサッカー観戦には適しません。自治体により陸上トラックを設置しなければいけない場合もありますが、静岡のエコパスタジアムは可動式のスタンドを備えています。ただ、これにも費用がかかります。

  • 札幌ドーム 537億円
  • 豊田スタジアム 451億円
  • エコパスタジアム 292億円

適合性

①周辺環境への適合性

スタジアムと近隣住民との距離は難しい問題であり近隣住民に納得してもらえるように分析や計画する必要があります。

例えば、

  • 試合開催時の観客の導線確保
  • 騒音、光害を防ぐ障壁の設置
  • 試合開催日以外のイベント開催

②地域社会との関係

地域の代表者、地元サッカー協会などとコミュニケーションをとり、地域に根差したスタジアムにする必要があります。スタジアムが地域社会の人々が集える場所で共有する財産となり地域住民に利益がないといけません。

例えば、

  • スポーツイベントと娯楽イベントが手軽に楽しめる
  • スタジアムの建設と運営による雇用が生まれる
  • スタジアムの観客により地域のホテル、店舗、レストランなどの利用者が増えて地域活性化に繋がる
  • 地域住民が使用できるジム、会議室、託児所、福祉施設などが設置される
  • 地域の知名度が上がる

安全性

①震災・火災

日本は災害大国であり、多くのスタジアムが公園内にあり災害時の広域避難場所、防災拠点と位置付けられます。観戦中の災害や災害に対する情報共有システム、安全な避難誘導をする必要があります。

②緊急医療

緊急医療体制として医師、救急救命士などの医療スタッフ、医療設備を調える必要があります。救援のための緊急車両、担架、ストレッチャーなどの導線を確保した計画が必要です。

③観客の暴徒化

日本では考えにくいですが、興奮した観客がピッチに入る、観客席で騒ぎ施設を破損する、他人に危害を与えるなどが想定されます。これらの対策には地元の警察、消防等と協議して具体的な対策が求められます。

予算と施設水準

予算の確保が新スタジアム建設の鍵となります。スタジアムの規模と快適性は予算次第です。

予算に限りがある場合でも基本的なスタジアムの建設は可能です。その場合は全体的な構造が将来的な改修に耐え、ニーズの増加に合わせて、費用効率に優れた方法で改善できるか、という点が重要になります。

例えば...

  • ピッチが見やすくサービス施設にアクセスしやすい場所に客席やスカイボックス(客席上部にあるテーブル席やラウンジ等)を将来的に設置できるか
  • 将来的に大型映像装置を設置する場合に客席を削ることなく設置できるか
  • 屋根を設置しない場合は外壁と隣接エリアが屋根の増設に耐えることが出来るか

事業主体と運営主体

日本のサッカースタジアムの多くは都市公園施設として公的な機関が事業主体となっているケースが多いです。

そのため建設の主体は地元の自治体となり、国の補助基準等により施設の整備水準や予算枠まで制限されます。

近年はサッカー協会やスタジアムを使用するJリーグチームが自治体と協議してスタジアム建設計画を行っていることが多いですがこの協議が不十分だと不具合が生じることもあり、今後も建設と管理・運営の一元化、その連携強化は重要になります。

収容人数

スタジアムを使用するクラブのニーズに対応するだけで十分か、国際試合などより高いレベルの試合を誘致するかなどにより収容人数が変わります。

スタジアムの最適な収容人数を決定する方式はありませんが、カテゴリーにより収容人数を分類しています。

FIFAクラブワールドカップ

日本代表

40,000  人以上

J1

15,000  人以上

J2

10,000  人以上

J3

5,000 人以上

立地条件

スタジアムは広い面積を必要とするため郊外となるケースが一般的です。郊外であれば公共交通機関の駅から離れた場所となり、駐車場面積も大きくなります。こうした場合は主要基幹道路や高速道路への便利なアクセスが必須となります。

最も理想とされるのが都市の中心部で公共交通機関や主要道路、高速道路からのアクセスの良い、試合日以外にも使用できる駐車場がある十分な広さをもった場所です。

相模総合補給廠(建設予定地)

2.観客関連

待機スペース

スタジアム入場を待つ間に観客が待つスペースが必要です。人気のある試合では待機列を組むスペースも必要となります。また、チケット購入時の窓口周辺や手元を照らす照明、入場前の観客に情報を伝える放送システムが必要です。

コンコース

ハーフタイム時に多くの人が往来するため広いスペースが必要です。また、冬の寒い時期でも快適に過ごすことが出来る空調設備、飲食店、グッズ販売が求められます。

観客席の快適性

客席1つ1つが独立し、背もたれが30cm以上、可能であれば肘掛けもあることが望まれます。

席の間隔は膝が前列の席の後部やその席に座っている人にあたらない、満員でも楽に出入りすることが出来るスペースが必要です。

以上がJFAの理想とするスタジアム要件の一部です。まだまだ細かい要件は多岐に渡ります。全てを満たす必要はありませんがこの要件に相当しなければJ1ライセンスの要件をクリアするスタジアム建設は難しいと思います。

SC相模原にとってはまずはJ2ライセンスの要件クリアが直近の課題ですが上記で記載したように予算確保が難しい場合は

「限りある予算で建設し、将来を見据えた改修が出来るか」

これが重要になります。

これらの条件が新スタジアム候補地に該当するのか

新スタジアム候補地(相模総合補給廠)で考えてみます。

該当している条件と思われる

  • JR相模原駅から徒歩数分でアクセスしやすい
  • 運営、管理は自治体ではなくクラブとDeNAが共同して行う。

難しいと思われる条件

  • 予算の確保
  • 地域住民の理解

まずは、予算が組めるかですかね。返還地は相模原市が主体となりレクリエーションパークを運営するしているためスタジアム整備も同じようになると思います。ただ、当然自治体だけで予算を組むのは困難のため、国の補助金、企業、サポーターからのクラウドファンディングなどで予算を組めるようにする必要があります。

また、相模原市は3区に分かれていますがそれぞれ区の特徴があります。

南区は相模大野駅を中心とした若い層。人口は3区最多の約28万人。町田や横浜にもアクセスしやすい。相模原市にこだわらない人も多いかもしれません。

スタジアム建設予定の中央区は相模原駅、淵野辺駅周辺に住宅やマンションが多数並んでいます。横浜線沿線の住民にとっては新スタジアムは身近な存在になるでしょう。相模原駅近周辺の住民の理解を得ることはとても重要です。

緑区は橋下駅周辺の商業施設もありますが津久井、相模湖など緑豊かな場所です。面積は3区最大ながら人口は最小。中央区もそうですが車社会であり、でかける先には駐車場が必須といえます。

相模原市に限らずホームタウンの地域の皆様のサッカーやスポーツへの関心がどの程度あるのかを調査する必要があります。はっきりいえることは署名運動に賛同した10万人以上は興味と関心があるということ。その他の多くの地域の皆様の賛成や納得を得られるか。多額の税金を投入してサッカースタジアム建設に納得していただけるか。

大阪の吹田スタジアムは収容人数40,000人にも関わらず、建設費は150億円。この規模ではかなりのコストパフォーマンスです。しかも、そのほとんどが寄付金です。

広島の新スタジアムも構想から10年近くかかりましたが2022年2月に着工しました。このスタジアムも広島県、広島市、商工会議所など協力はもちろん、寄付金やふるさと納税を利用して資金を集めています。3万人収容のスタジアムで現段階では総事業費290億円(県と市が50億円ずつ負担)となっています。今後も協議されていくようです。

予算の確保は最も難しい課題ですが、建設したいクラブが自治体や企業、地域の住民の皆様をどこまで本気にさせるか。どこまで本気で取り組むかによって確保できる予算が決まると思います。

まだまだ課題はたくさんありますが、新スタジアム建設もしくはギオンスタジアムの改修によりJ1、J2ライセンス取得の後押しをしていきたいと思います。

長くなりましたので前編はここまでとします。

後編はクラブライセンス制度と現在使用している相模原ギオンスタジアムについてまとめていきたいと思います。

参考資料

クリックして01.pdfにアクセス

日本サッカー協会ホームページ スタジアム標準 サッカースタジアムの建設・改修にあたってのガイドライン

SC相模原 2021 ホーム最終戦 終了間際に同点にされる J2残留は最終戦で決着へ

私は日本のプロサッカーリーグのJリーグチームであるSC相模原を応援しています。

先日は2021年J2リーグホーム最終戦を観戦しました。

現在SC相模原が所属しているのは、日本のトップリーグのJ1につぐJ2の下位に位置しており来シーズンはJ2残留もしくはJ3降格の瀬戸際です。

この試合の結果は1-1の引き分けでした。

終了間際に同点ゴールを与えてしまいかなり悔しい引き分け。

12月5日に今シーズンの最終戦がありますがまた応援に行きたいと思います。

頑張れSC相模原。最後まで読んで頂きありがとうございました。

写真はマスコットのガミティです。